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1997年   11月号 Jazz Life誌 New York Report

New York Jazz Witness

ニューヨーク、CD & レコード店事情

 NYのレコード店のジャズ・セクションは日本の大規模なチェーン店の専門売り場に比べれば、やや見劣りがするが、アメリカの他の都市の店よりは、ずっと充実している。今回はNYの注目CD&レコード・ショップについてレポートしてみよう。
 
 タワー・レコード、HMV、ヴァージン・メガストアなどの世界的なメジャー・レコード店をはじめ、J & Rレコード、The Wizなどのローカル・チェーン店などNYのレコード・ショップは数多くあるが、特に J & R レコードはメジャー・レーベルと提携して、店頭ライヴやサイン会、またジャズ・フェスティヴァルの開催と、プロモーション活動にも力を入れている。またこれらの大規模な新譜専門店のほかにも、ヴィンテージLPレコードを中心としたショップや、個性的な品揃えをしたジャズ専門店もいくつかある。
 
 チェルシー地区West 26th Streetのオフィスビルの8階の一室にあるジャズ・レコード・センターは、オーナーでコレクターとしても有名なフレッド・コーエンしが1983年に始めた店である。広い店内には3〜4万枚のLP &SPレコード、800〜1,000冊の写真集,評論書、1,000札以上の古雑誌、ポスター、ミュージシャンのプリントTシャツ、カードなどが整然と常時ストックされている。壁に掛けられたオリジナル・プリントの写真や、ヴィンテージ・ポスター、オブジェなどが、ちょっとしたジャズ博物館の雰囲気を漂わせている。中古レコードの価格帯は$5.00〜数百ドルというレンジだが、$30.00〜$50.00ぐらいでも意外な掘り出し物を見つけることができるだろう。写真のコーエンしGateにしているのは、チャーリー・パーカーの最初のLPレコードであるダイアル盤の初版物と、そのレコード票が掲載されている“ダウン・ビート"誌、最初の発売時にダイアルは店頭売りをせず、カタログによるメール・オーダーのみだったために、ホワイト・ジャケットという貴重盤だ。またダウン・ビートには、"ビ・バップは50年代ジャズの未来像か?"という論争が掲載されていて興味深い。これらのアイテムは、彼の個人的コレクションで非売品とのこと。気軽に話しかければ、きっと面白い話が聞けるだろう。
 
 ヴィレッジ・ヴァンガード、スイート・ベイジル(現在はスイート・リズム)といった有名クラブや55Bar、Arthur's Tavarn、Small'sらの個性的なクラブに囲まれた、ウエスト・ヴィレッジのジャズ・ディストリクト・エリアの真ん中に、このヴィレッジ・ジャズ・ショップはある。ここは4年前にオープンしたこぢんまりとしたショップで、アパートの一室に所志摩氏と並べられたCD、LPレコード、ポスター、Tシャツのディスプレイは、ジャズ・マニアの部屋を訪れたような気分にしてくれる。新譜CDがヤク2,500枚、中古LPが約1,000枚と規模はさほど大きくないが、ストレート・アヘッドからアヴァンギャルドまで、幅広く取りそろえている。老化にかかっているボードには、秀歌割りで書くクラブの出演者情報や、フライヤー崖維持してあり、容易にその週のスケジュールを把握することができる。また書くクラブの出演者のCDを別に陳列してあるのは、印象に残ったライヴを吸い体験したいときにありがたい。来年からは残りの別室をギャラリーにして、オリジナル・プリントの販売も始めるそうである。週末は11字までと閉店も遅いので、ジャズ・クラブへの行きがけに寄るのにも、良い店である。(ヴィレッジ・ジャズ・ショップは現在閉店いたしました。)

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