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1998年   3月号 Jazz Life誌 New York Report

New York Jazz Witness

オープン・テラスでライヴを見ながら
ゆっくり過ごすウィークエンド・アフタヌーン

 NYのウィーク・エンドには、夜だけでなく昼間にも音楽を楽しむことが出来る。そんなクラブ、レストランをいくつか紹介しよう“スウィート・ベイジル”(閉店、2002年11月現在同じ場所で“スウィート・リズム”が営業中、土日のブランチ・ライヴはまだ行っていない)、“ブルー・ノート”や“ら・ベルエポック(レストラン)”は日曜日の午後のブランチに、若手やリラックスした演奏を楽しめるヴェテランをブッキングしている。いずれもミュージック・チャージなしで、夜よりもリーズナブルな値段となっている。レコーディング・セッション・シーンで活躍するブラジルのミュージシャン達による、本物のサンバ、ボサ・ノヴァが聴ける、レストランもある。ユニオン・スクエアと16thストリートのコーナーにある“コーヒー・ショップ”は、アメリカン・ダイナー・スタイルのレストラン&バーだ。メニューは、オムレツ、サンドウィッチ、ハンバーガーなどのダイナー・フードから、ブラジリアン・フード、絞り立てのフレッシュ&フルーツ&ヴェジタブル・ジュースと、いろいろそろっている。ブラジリアン・ブレックファスト・セットは、カイピリーニャ(ブラジルの代表的カクテル)でスタートし、ブラック・びーんで、ポークとスパイシー・ソーセージを煮込んだシチューと、それをかけて食べるライス、2品の添え物、オレンジ・スライスと、日本人の胃なら二人分は十分あるヴォリュームで、$14.99(約2,000円)といったところだ。

 演奏は土曜日の午後1:00頃から4:30頃までの間。1時間弱のパフォーマンスとショート・ブレイクといったペースでプレイされている。NYのセッション・シーンでボサ・ノヴァ・ギター・サウンドといったら、まずこの人といっても過言ではないホメロ・ルバンボ(この日はツアーのため出演せず)、ベース・プレイヤーとしてだけではなく、ブラジリアン・ミュージシャンのアメリカ・ツアーにはミュージック・ディレクターを務めることの多いニルソン・モッタ。彼ら二人とともに“トリオ・ダ・パズ”として活躍しているドラムスのドゥドゥカ・ダ・フォンセカ、レギュラー・メンバーのヴォーカルは、フォンセカのワイフのマウーシャ・アドネットだが、臨月のためマリリア・バルボッサ、キーボードにヒューゴ・ファットルッソといったメンバーが、ジョビン・ナンバーなどのブラジリアン・スタンダードを聴かせてくれる。
 外光がふんだんに取り入れられた明るい店内だけでなく、春からはストリートのテラスのテーブルで聴く、都会のざわめきの中の演奏は、夜のクラブでシリアスに聴くライヴとは違ったリラックスしたウィークエンドの午後を彩ってくれる。向かいのユニオン・スクエアでは、朝早くからグリーン・マーケットが催され、新鮮な野菜や譜ルール、パン、ミルク、プラントからヴィンテージ・カード、古本、中古レコードまでが売られている。窓辺のテーブルで、コーヒーを飲みながら道行くニューヨーカー達を眺めるのも、心地がよい。

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