昔から、活字中毒で、本がないと落ち着かなかったのです。ジャズを聴き始めたきっかけも、山下洋輔さんのエッセイが面白く、こんな面白い人の演奏もきっと面白いはずと思って聴きに行ってみると、凄かった。そしていろいろと聴き始めて現在に至るわけです。書く方となると億劫で、なかなかやる気が起きなかったのですが、91年にNYの日本人コミュニティ誌である、OCS
Newsの当時の編集長、飯村昭子さんの知遇を得て、自分が日頃音楽に対して思っていることを、写真だけでなく、文章でも表現する、チャンスをいただきました。飯村さんに鍛えられ、97年にジャズライフ誌から、連載の依頼を受けたときには、何とかこなせるようになってきました。高校から、大学生の頃に、友人から借りて読んだ、蓮見重彦や四方田犬彦の映画評論や、アメリカでの大学時代に読んだ、スーザン・ソンタグ(原書ではなく、翻訳でカンニングしました)がトラウマとなり、どうしても文章が硬くなってしまうのですが、これも自分のスタイルと思って諦めて書いております。ここでは、ジャズライフ誌の連載ページ"New
York Report"のバックナンバーを中心に、未発表写真も掲載して、アップ・ロードしたいと思います。